施工概要 / OVERVIEW
【地域】大阪府東部 【施工内容】マンション 【工期】116人工 2ヶ月 【施工箇所】階段・共用部廊下・ベランダ 【建物構造】鉄筋コンクリート造4階建て工程の概要 / PROJECT DETAILS
【1】外壁の高圧洗浄 【2】共用廊下天井の左官補修 【3】共用廊下天井の補修箇所パターン合わせ吹付 【4】共用廊下天井シーラレス塗装2回塗 【5】外壁補修(フィラー) 【6】外壁の中塗りおよび上塗り 【7】ベランダ1Fの土間左官補修 【8】ベランダの土間 シーラー及びクラックシール 【9】ベランダの土間 ウレタン塗膜防水密着工法 2回塗 【10】ベランダの土間 トップコート塗布 【11】鉄部のケレン・清掃 【12】鉄部の錆止め 【13】鉄部のウレタンOP塗装2回塗鉄筋コンクリート造4階建てマンションの階段・共用部廊下・ベランダの塗装工事
今回ご紹介するのは大阪府東部に建つ、鉄筋コンクリート造4階建てマンションの階段・共用部廊下・ベランダの塗装を手掛けた事例です。 以前よりお付き合いのある元請の会社様より、塗装工事のご依頼をいただきました。BeforeAfter階段・共用部廊下・ベランダの塗装工事の内容
それでは、今回の作業の流れをご紹介します。 マンションの住人の方が生活されている中での工事となるため、事前に住民の方へ工事スケジュールの告知を行いました。 また作業期間中も、住民の方に対するご負担を出来る限り軽減するため、毎日その日の作業内容とエリアを告知しています。【1】外壁の高圧洗浄今回の現場は、元請の施工会社様が足場の仮設工事を実施しているため、その仮設工事を利用して、作業を実施しました。 最初に、外壁の高圧洗浄を実施します。 高圧洗浄は、塗装を長持ちさせるために重要な作業です。外壁表面の汚れを取り除かないまま塗装をすると、仕上がりの見栄えが悪くなるだけでなく、塗装がはがれてしまう可能性が高いためです。 高圧洗浄を行ったあと、塗装作業を進める前に養生シートを使用して、各部の養生を行います。 養生は、塗料が不必要なところについてしまわないようにするために行います。 住人の方が生活されている中での塗装となるため、階段や廊下を利用されやすいよう、養生にも工夫をしています。例えば、手すりを利用しやすいよう、階段の左右で養生の仕方を変えています。【2】共用廊下天井の左官補修
次に、劣化した共用廊下の天井の左官補修を行います。屋上の防水が劣化により機能しておらず、天井部分に雨水が回り込んでいました。 天井のコンクリートに割れが発生していたため、モルタル(セメント)を割れた部分に埋めています。【3】共用廊下天井の補修箇所パターン合わせ吹付
モルタルで補修した天井は、補修していない部分と質感が異なります。 補修した部分はツルツルとしており、補修していない部分は凹凸のある質感です。 補修した部分をそのまま塗装してしまうと、補修した部分と補修していない部分の見た目の差が生まれてしまいます。 そのため、塗装を行う前に、補修した箇所に凹凸をつけるための吹付塗装を行います。 こうすることにより、補修部分が分からないように仕上げることができます。 吹付塗装を行う際は、周辺に飛散しないよう上階から養生シートを吊るしてから施工します。【4】共用廊下天井シーラレス塗装2回塗
補修が完了すると、共用部廊下の天井を塗装します。 塗料は、シーラーレスと呼ばれる種類のものを使用します。 この塗料は、下塗りが不要となる塗料です。通常の塗料では下塗り、中塗り、上塗りと3度塗装するところを、2度の塗装で済ませることができます。今回の現場は、お客様のご意向でローラーによる塗装を行いました。 吹付塗装の場合は、周囲に飛散するため仮設足場に養生シートを張り、建物全体を囲う必要がありますが、ローラー塗装は、そういった養生が不要となります。【5】外壁補修(フィラー)
天井塗装が完了すると、次に共用部廊下と階段、ベランダ部分の外壁を塗装します。 最初に下塗りとなるフィラーを塗装しますが、クラック(ひび割れ)がある部分は、下塗りを実施する前に、クラックにフィラーを擦り込みます。 こうすることでクラックからの雨水の侵入を防ぎます。【6】外壁の中塗りおよび上塗り
下塗りが完了すると、次に中塗り、そして上塗りを行います。【7】ベランダ1Fの土間左官補修
カチオンと呼ばれる材料を使用しており、コンクリート土間と上に塗装する防水材の密着性を高めます。 左官コテと呼ばれる道具を使用して、表面を均一に均し、凸凹がないように仕上げます。 また、雨水がベランダに溜まらずスムーズに流れるよう、勾配を付けて仕上げることが大切です。次に壁と土間の間やクラックにクラックシールを施工します。 シーラーは下塗り材で、次に塗る中塗り、上塗りの密着性を高める役割があります。【9】ベランダの土間 ウレタン塗膜防水密着工法 2回塗
次に、ウレタン塗膜防水密着工法と呼ばれる方法で、ウレタン防水材を塗ります。 立ち上がり(壁の部分)は塗装時に垂れてくるため、固めで垂れにくい立ち上がり用の防水材を使用します。 ウレタン防水材は2回塗装を行います。【10】ベランダの土間 トップコート塗布
防水材を塗布したあとは、トップコートと呼ばれる仕上げの塗料を塗装します。色はグレーのものを選択しました。 ベランダを塗装する際は、住民の方へのご負担をできるだけ軽減するため、1部屋ずつ施工を進めました。【11】鉄部のケレン・清掃
次に、鉄部の塗装です。メンテナンス用の鉄扉、扉枠、雨樋などが対象となります。 塗装前に、ケレンと清掃を入念に行います。 塗料の密着性を高め耐久性を高めるためです。【12】鉄部の錆止め
次に、鉄部のサビが進行しないよう、錆止めを塗装します。【13】鉄部のウレタンOP塗装2回塗
そのうえで、ウレタンOP(油性塗料)を塗装します。2度塗装し、完了です。まとめ
今回は、鉄筋コンクリート造4階建てマンションの階段・共用部廊下・ベランダの塗装を実施しました。 様々な部分に雨水が侵入し、天井、土間の劣化が進んでいました。 鉄筋コンクリート造の建物は、定期的なメンテナンスを実施することが大切です。 当社では今回のような鉄筋コンクリート造の外壁塗装、天井塗装、鉄部の塗装を積極的に行っております。 また、塗装前の下地の補修も得意としており、塗装と合わせてお請けすることができます。 まずはお気軽にご相談ください。→ 熟練の職人による鉄筋コンクリート造の外壁塗装、天井塗装、鉄部の塗装をお任せしたい方は、村上塗装工業までご相談ください。