施工概要 / OVERVIEW
【地域】大阪府下
【施工内容】保育園・幼稚園・学校
【工期】20人工
【施工箇所】塀
【建物構造】RC
工程の概要 / PROJECT DETAILS
【1】塗膜が剥がれている部分をケレンで撤去
【2】塀のクラックにU字カットを入れる
【3】左官補修を行う(下地補修)
【4】クラックにシーリング材を入れ、左官補修を行う
【5】全体を左官で綺麗に均す
【6】新設された塀の誘発目地にシーリング材を入れる
【7】塀の塗装を行う(プライマー・1層目・2層目)
【8】門柱の塗装を行う
保育園の塀および門柱の塗装工事
大阪府の保育園で、塀の塗装工事を行いました。
既存塀の元の塗装は吹き付け塗装で、塗装の表面がガタガタしていました。
今回の塗装では、
表面のガタつきがない仕上がりにするため、下地調整を丁寧に行っています。
併せて、門柱の塗装も行いました。
門柱は「ベルアート」という素材を使い、トラバーチンという仕上げ方をしています。
Before
After
今回の工事の内容
【1】塗膜が剥がれている部分をケレンで撤去
塀の塗膜は一部、剥がれて浮いていました。
塗膜が剥がれてきている部分を、ケレンというやすりのような道具をあてて、
綺麗に撤去します。
【2】塀のクラックにU字カットを入れる
塀には、何ヵ所かクラック(ひび割れ)が入っていました。
クラックは、後にシーリング補修を行います。
よって
シーリング材をきちんと充填できるように、クラックに沿ってU字カットを入れました。
あえて、クラックの幅をいったん太くするイメージです。
こちらが、U字カットを入れる前のクラックです。
こちらが、U字カットを入れた後のクラックです。
【3】左官補修を行う(下地補修)
下地が悪い部分には、左官補修を行いました。
左官補修には、コンクリートや既存モルタルに強固に接着する、カチオン樹脂モルタルを用います。
【4】クラックにシーリング材を入れ、左官補修を行う
クラックを、シーリング材で補修しました。
シーリングで補修した部分と、他の部分を馴染ませるために、左官補修も行います。
【5】全体を左官で綺麗に均す
元の塗装は、吹き付けで施工されていたため、表面がガタガタしていました。
今度の塗装では、
ガタつきのない仕上がりにするので、施工面の全体を左官で均しました。
左官の後はコテでしっかりと押さえ、さらにケレン(やすり)をかけていきます。
こうすることで左官やコテの跡がない、ツルッとした面が出来上がります。
【6】新設された塀の誘発目地にシーリング材を入れる
既存の塀の他に、今回の工事とタイミングを同じくして新設された塀もありました。
新設塀には、3~5mごとに誘発目地が入っています。
誘発目地に、シーリング材を入れました。
ちなみに誘発目地とは、コンクリートなどに有害な亀裂が発生することを防ぐため、意図的に設けられた目地のことです。
シーリング材を入れることで、防水性が保たれます。
【7】塀の塗装を行う(プライマー・1層目・2層目)
ここから、塀の塗装を進めていきます。
まずは、塗料の密着を助けるプライマー材の塗布を行いました。
1層目の塗装を行いました。
1層目の塗装のあと、浮き出てきたクラックがあったため、再度補修を行いました。
2層目の塗装を行いました。
柄はない、フラットな仕上がりです。
お客様より、天端は塗らない指定があったため、天端の塗装は行っていません。
【8】門柱の塗装を行う
『ベルアート』という装飾仕上げ用の塗料で、門柱の塗装を行いました。
今回は、「トラバーチン」という仕上げ方です。
スタッコ(石灰と砂)をガンで吹き付けて、左官ゴテで伸ばし、独特の模様を付けます。
まとめ
以上で、今回の保育園の塀の塗装工事は完了です。
作業のポイントは、既存の吹き付け塗装のガタつきをなくすために、下地の調整をしっかり行ったことでした。
塗装により、塀が明るく綺麗になったことで、保育園の印象もより良くなったように感じます。
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