Cost and Estimate

費用・見積もり相場

外装塗装のする前に
知っておきたい!

費用・見積もり相場編

外壁塗装とは?

Outer wall coating

戸建てやマンションなどの外壁はその家の顔のような存在。見た目が美しいのはもちろんですが、大切な建物を紫外線や雨風などから守ります。しかしながら、日々、雨風や紫外線にさらされているため、劣化が進むとやがてカビや雨漏りなどのトラブルを引き起こします。

外壁塗装によって、そんな外壁の見た目を美しく保つだけでなく機能面でお客様の大切な財産である建物をしっかり守る大切な役割を果たし、適切な下地処理、塗料の選定、塗布を行うことによって、建物を長持ちさせ、資産価値を上げることも可能です。

この記事では、マンションの大規模修繕にかかる費用等を見ていきます。

1. マンションの外壁塗装が必要な理由とは?

外壁塗装が必要な理由から、依頼をする業者によってどのように費用が変化するのか、また、価格を決める3つの要素についてもご紹介していきます。

1-1 マンション・アパート経営で外壁塗装が必要な3つの理由

【その1】見た目の美しさを保ち資産価値を維持

入居希望者の方がまず目にするのは、マンションやアパートの外観です。

例えば、立地や周辺環境、交通の利便性などによって賃貸物件の価値は決まりますが、そうした条件だけでなく、家賃も同じであれば、物件を比べた時に、より綺麗で清潔感のあるところに住みたくなりませんか?

また、経年によって色褪せた建物よりも、清潔感がある外観の方が入居希望者に好まれるだけでなく、近隣の方にも、しっかりと管理がされている建物という印象を与えることができます。

美観が保たれていることによって、割れ窓理論にも効果があり、犯罪の抑止にも繋がるため周囲の安全な環境を保つことができます。

そのためには、定期的なメンテナンスが必要になってくるのですが、外壁に使用される塗料には、それぞれに耐用年数というものが存在します。

耐用年数を超えて放置をすると、次第に塗料に備わっていた防水や保護効果などが薄れるだけでなく、劣化を進めてしまい、結果として見た目にも影響が出始めます。

そのため、塗料の耐用年数に合わせた計画的な外壁修繕が必要になり、年数に応じて定期的にメンテナンスを行うことで塗料の持つ本来の効果が維持されるだけでなく資産価値を維持することもできます。

【その2】建物の寿命を維持する

こちらは、【その1】でも記載した通り、耐用年数を超えて放置をすると、外壁を保護していた効果が弱まるだけでなく、劣化が始まります。外壁の防水効果が薄れると水分を吸い込み、歪みやヒビが発生する原因となります。そうして発生したヒビから浸水が起こり、外壁の劣化が進行していきます。

このような状態が続くと内部の散水材や防水シートだけでなく、壁の部材や基礎にまでも悪影響を及ぼすようになり、建物自体の寿命(耐用年数)を縮めてしまいます。そのため、適切な外壁塗装と定期的なメンテナンスで劣化を防ぐことによって、建物の寿命(耐用年数)を維持していくことが必要です。

【その3】入居者トラブルを防ぎ、空室を減らす

こちらは、【その1】・【その2】でも共通していますが、劣化が進行すると水漏れや雨漏りなどのトラブルが発生しかねません。

また、それだけでなく入居者様からのクレームに繋がるだけでなく、水漏れや雨漏りが原因で万が一、入居者様の家財を損傷させてしまった場合には賠償にも繋がりかねません。

また、トラブル発生後に補修工事を行った場合、仮住まいの確保などが必要になったり、「それだったら……」と入居者様が退去してしまいかねないといった更なるトラブルを呼び込む可能性もあります。そのため、「事前の一策は、事後の百策に勝る」という言葉のとおり、しっかりとした事前の対策が大切です。

また、【その1】に更につながるポイントとして、美観の維持と見た目の印象をアップすることが挙げられます。新しい塗料で、きれいにし、色などでイメージを新しくすることで周辺の競合物件との差別化だけでなく、入居希望者様へもメンテナンスが行き届いているという好印象を待たせることができます。

1-2. 費用相場は、外壁塗装業者のタイプによって変わる?

【依頼先の種類は?】
  1. 大手ハウスメーカー
    長期間での保証アフターやフォローが充実しているものの、施工は他の業者や下請けの業者が担当する場合が多く、中間手数料がかかる
  2. 工務店
    家のメンテナンスや住まいに関すること全般の相談ができる。大手と比べると中間手数料はかからない。
  3. 地域密着型の塗装業者
    見積もりから施工まで一貫して自社で行うことが多く、その土地を理解した施工を施すことができ、長年地域で活動しているなど、クチコミや評判などが届きやすく判断材料になる。

しかしながら、見積もり額は、建物の形状や劣化状況によって大きく変わりますのでその点も留意しておかなければいけません。

1-3. 価格を決める3つの要素とは?

外壁塗装の費用は、

  1. 塗料費用
  2. 足場費用
  3. 施工費用(人件費、等)

以上、3つに分けられます。

①の塗料については細かく分けると多くの種類があり、同じ塗料でもグレードによって違いが出るだけでなく、耐用年数や機能性によっても使うほどに費用が高くなります。詳細については次の章でご紹介していきます。

②の場合は、自社完全施工の場合や他の業者への委託、足場を組まない無足場工法などがあり、作業量や技術料などの別途費用によっても値段に変化が出ます。

③の場合、人件費や塗料を塗る前の高圧洗浄や塗装部以外への塗装を防ぐ養生、コーキングなどの細かな作業の費用が含まれます。見積もり書へ項目の記載をしてもらうことが大切です。

マンションの
戸数や規模による
違いは?

differences IN TYPES

マンションの戸数によって、施工期間が変わってくることはご紹介した通りですが、費用について、どのくらいの金額負担が必要なのか?等、予算を心配されている方もいるのではないでしょうか?

基本的に、規模や劣化の状況などによっても金額は変化しますが、国土交通省が発表している「マンション大規模修繕工事に関する実態調査」の中で費用の目安が明かされています。

マンション大規模修繕工事に関する実態調査を見たい方は下記のリンクにてご確認ください。

実態調査の詳細

内容を見ると、一戸あたり75万円~100万円が30.6%、次いで一戸あたり100万円~125万円が24.7%、その次に一戸あたり50万円~75万円が13.8%という結果が出されています。

そのため、単純に1番多いとされる「75万円~100万円」×世帯数をかけることで、おおよその相場が算出できるかと思いますが、地域や扱っている業者によっても差異がでてくるので参考程度の価格となります。

2-1. マンションに使う塗料の種類や価格

塗料の種類

耐久年数

施工単価

アクリル塗料

3~8年

800~1,400円/m

ウレタン塗料

5~10年

1,000~1,800円/m

シリコン塗料

8~15年

1,200~2,300円/m

フッ素塗料

12~20年

1,800円~/m

外装塗装では基本となる「下塗り・中塗り・上塗り(3回塗り)」を行う場合の目安料金です。目前の安さではなく、再び外壁塗装が必要になる期間も視野に入れたコストを考えることが必要となります。

2-2. 費用をなるべく抑えるには?

◇ 梅雨や冬などの外装塗装に向いていない時期は安くなる?

梅雨や冬といった雨や雪などで作業が中断しやすい時期は、外壁塗装にも向いていない時期となり、工事費用が安くなる傾向があります。

しかしながら、中断をしやすい=工期が長くなってしまいやすいといったデメリットもありますので、工事期間・塗装費用のそれぞれをどの程度、重要視したいかも考慮し、塗装の時期を決めることをオススメします。

◇ 補助金や助成金を利用する

お住いの地域によっては、「省エネ住宅改修補助金」など自治藍から助成金や補助金が出る場合もあります。

市区町村によって、条件が大きく異なるため各自治体での確認が必要です。

◇ 耐用年数の長い塗料を使用する

マンションなどの大規模物件の場合、定期的なメンテナンス×耐用年数によっては、長い目で見れば、安い塗料に比べても耐用年数が長い=効果が持つということなので費用を抑えることができます。

◇地域密着型の業者へ施工を依頼する

地域密着型の特徴として、大手やリフォームなどを扱う工務店に比べ、
専門性が高いだけでなく自社で一貫して施工を行う場合も多くいため
中間手数料などの心配が少なくなります。

まとめ

summary

マンションにおける修繕費用の違いや、業者の形態によるポイント、塗料などによる違いなどもご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

外壁塗装は、建物の形状にもよりますが、ご紹介した大まかな金額を基に予算についてはお考えいただければと思います。もちろん、都道府県によっても変わってきますのであくまで参考までに。また、補助金や助成金についても別の機会にご紹介させていただきます。

この記事を読んだみなさまが、外壁塗装について少しでも知っていただければ幸いです。

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